月隕石

宇宙

月の石は1960年代から70年代にかけて
アメリカの月への有人飛行のアポロ計画と
旧ソ連の無人探査機のルナ計画で
数百gの石が持ち帰られています
アメリカのアポロ計画で持ち帰られた月の石は
宇宙飛行士によって、月のどの場所で、
どのような地形でどのような産状だったのか
こと細かく記録が残っているので、月の石から
得られるデータから月の地質や火成活動の
歴史を知ることができました
しかし、アポロ計画やルナ計画で持ち帰った
月の石は、月の表面のごく限られた場所だけでした
1981年に南極で見つかったALHA81005隕石を
調べてみると、この隕石がアポロ計画で持ち帰った
月の石と化学組成や鉱物などよく似ていました
その後、南極や砂漠で見つかった隕石も
月の石とよく似ているものが見つかってきて
今では200個以上も月から来たと考えられて
いる隕石が見つかっています
これらの地球で見つかった月の隕石は、
地球から見える月の表側だけではなくて、
アポロ計画やルナ計画では手に入らなかった
月の裏側から来たと考えられている隕石も
見つかっています。

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