エクセル最新機能XLOOKUPって何?VLOOKUPとの違いとメリットを解説

エクセル

エクセルで表のデータを探して取り出すときに欠かせない機能が、検索系関数です。
特に「VLOOKUP」と「XLOOKUP」は、うまく使えば表から欲しい情報をあっという間に表示できるため、作業効率が一気にアップします。

しかし、「どちらが自分の用途に合っているのかわからない」
「聞いたことはあるけど、使い方をイメージできない」といった問題ないですか?

そこで今回は、エクセル初心者の方にもわかりやすく、VLOOKUPとXLOOKUPの違いや使い分けのポイントを解説していきます。


VLOOKUPの特徴とメリット

  1. 縦方向だけ検索できる
    • 表の上から下へ探すイメージです。
  2. 検索したい値は、必ず表の一番左の列に置かなければならない
    • 「左端から探して、その右側のデータを持ってくる」仕組みです。
  3. 構文(書き方)が比較的シンプル
    • 初心者でも覚えやすい式の形をしています。

XLOOKUPの特徴とメリット

  1. 縦方向も横方向も検索できる
    • VLOOKUPよりも自由に行や列を指定できます。
  2. 検索したい値の位置に制限がない
    • どの列や行にある値でも探せるため、表の配置を気にしなくて済みます。
  3. 検索範囲を柔軟に指定できる
    • 必要な部分だけを自由に選んで探せます。
  4. エラー処理がしやすい
    • 見つからなかった場合の返り値を指定できるので、「#N/A」のエラー表示を避けたいときに便利です。
  5. 一度に複数の列や行のデータを返せる
    • 必要な情報をまとめて取得できるため、関数を複数回書く手間を省けます。

VLOOKUPのデメリット

  1. 表の列を追加・削除すると関数を修正する必要がある
    • 関数は「左から何列目」を指定するため、列の変更に弱いです。
  2. 検索範囲が左端に限定される
    • 値を探す列は必ず左端に置かないといけません。
  3. エラー処理が不便
    • 見つからないと「#N/A」が返ってきますが、表示を簡単に変えられません。

XLOOKUPのデメリット

  1. 新しい関数なので、古いバージョンのExcelでは使えない
    • Excel 2019より前のバージョンなどでは利用できません。
  2. 構文(書き方)がやや複雑
    • 引数が多いので、慣れないうちは戸惑うかもしれません。
  3. データ量が多いとパフォーマンスが落ちることがある
    • 非常に大きな表で使う場合は、動作が遅くなる可能性があります。

使い分けのポイント

  • シンプルな縦方向検索で、表の構造も単純な場合 → VLOOKUPを使うと覚えやすく、設定も簡単です。
  • 複雑な表で、自由な場所からデータを探したい場合XLOOKUPが便利です。新しいExcelを使っているならこちらがおすすめです。
  • 最新のExcelを使える環境にある場合 → 基本的にはXLOOKUPを使うのがおすすめです。

まとめ

  • XLOOKUPは、VLOOKUPのいろいろな制限をなくした、より自由度の高い関数です。
  • ただし、古いエクセルで使えないことや、データが多いと遅くなる可能性があり、相手が古いエクセルだと関数がうまく動かない可能性があります。
  • 使っているバージョンや表の構造、処理の重さなどを考えたうえで、状況に合った関数を選ぶことが大切です.

コメント

タイトルとURLをコピーしました